特集 胆道・膵疾患を診る―早期診断・早期治療のために
胆膵疾患総ざらい
胆石症
岩下 拓司
1
,
上村 真也
1
,
手塚 隆一
1
,
千住 明彦
1
,
清水 雅仁
1
1岐阜大学医学部附属病院 第一内科
キーワード:
胆囊炎
,
胆管炎
,
ガイドライン
,
胆石膵炎
Keyword:
胆囊炎
,
胆管炎
,
ガイドライン
,
胆石膵炎
pp.73-76
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_73
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Summary
▪胆石症は結石の存在部位から,胆囊結石,総胆管結石,肝内結石に分類され,そのなかでも胆囊結石・総胆管結石は日常診療において遭遇する機会が多い.
▪胆囊結石・総胆管結石の診断に関してはともに画像検査による存在診断が重要となるが,とくに総胆管結石では時にその診断は容易ではないために,それぞれの画像診断モダリティの特徴を理解して検査を進める必要がある.
▪治療に関しては,胆囊結石では症状の有無が,総胆管結石では胆石膵炎,急性胆管炎,胆囊結石合併の有無が治療方針を決定するうえで重要となる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022