特集 “消去法”で考え直す「抗菌薬選択」のセオリー—広域に考え、狭域に始める
【抗菌薬選択クイズⅠ】“消去法”で絞り込む抗菌薬選択
❸胆道感染症
畑 啓昭
1
,
末永 尚浩
1
1国立病院機構 京都医療センター外科
キーワード:
胆囊炎
,
胆管炎
,
胆道ドレナージ
,
胆囊摘出術
Keyword:
胆囊炎
,
胆管炎
,
胆道ドレナージ
,
胆囊摘出術
pp.785-789
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204356
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胆道感染症は「胆囊炎」と「胆管炎」に分けられる。病態悪化のスピードや治療方針、抗菌薬の投与期間などが異なるため、両者を区別して正しく診断することが重要である。また、胆管炎では、ステントや腫瘍など、原因菌が複雑化する因子がないかを確認して抗菌薬を考えることも重要である。
胆道感染症に関しては、日本発のガイドライン1,2)が世界で使用されており参考になるが、治療については多くの抗菌薬が併記されており、選択肢を狭めるステップが必要であろう。
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