特集 リンパ腫診療―診断の入り口から治療まで
トピックス
リンパ腫におけるゲノム医療
坂田(柳元) 麻実子
1
,
末原 泰人
1
1筑波大学医学医療系血液内科
キーワード:
ゲノム異常
,
融合遺伝子
,
クリニカルシーケンス
,
造血器腫瘍ゲノム検査ガイドライン
,
プレシジョンメディスン
Keyword:
ゲノム異常
,
融合遺伝子
,
クリニカルシーケンス
,
造血器腫瘍ゲノム検査ガイドライン
,
プレシジョンメディスン
pp.297-300
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_297
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Summary
▪次世代シーケンス技術の進歩と応用により,がんのゲノム異常は次第に明らかになってきた.
▪悪性リンパ腫を含む血液がんでは特徴的なゲノム異常が報告されており,こうした個別のゲノム異常については染色体検査,FISH検査,あるいは個別の遺伝子変異や融合遺伝子検査を検出し,実診療に活かしてきた.
▪血液がんでは遺伝子パネル検査は実用化されていないが,ゲノム異常の情報が整備されつつあり,クリニカルシーケンスの実用化に向けて着実に進んでいる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021