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今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査
がんゲノム変異の発見から創薬・診断へ—肺がんにおけるEML4-ALKを中心に
Discovery and clinical application of mutations in the cancer genome: a lesson from EML4-ALK oncogene
間野 博行
1,2
1東京大学大学院医学系研究科細胞情報学分野
2国立がん研究センター研究所
キーワード:
がん遺伝子
,
ドライバー遺伝子
,
分子標的療法
,
クリニカルシーケンス
Keyword:
がん遺伝子
,
ドライバー遺伝子
,
分子標的療法
,
クリニカルシーケンス
pp.1546-1550
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201051
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Point
●がんのゲノム解析によって,発がんの原因となるドライバー遺伝子が明らかにされてきた.
●各がんにおける本質的な原因遺伝子の解明は,その機能を抑える分子標的療法と,同時にその遺伝子陽性腫瘍を診断するためのコンパニオン診断薬をもたらした.
●複数の遺伝子変異を同時に解析するクリニカルシーケンスを医療の場で行うことが現実のものとなりつつある.
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