特集 白血病診療の新展開
急性白血病のゲノム異常
南谷 泰仁
1
1京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学 特定准教授
キーワード:
急性骨髄性白血病
,
急性リンパ性白血病
,
ゲノム異常
,
WHO分類
Keyword:
急性骨髄性白血病
,
急性リンパ性白血病
,
ゲノム異常
,
WHO分類
pp.19-23
発行日 2019年10月20日
Published Date 2019/10/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.10_0019-0023
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
次世代シーケンサーの登場によって,主要な造血器腫瘍のゲノム異常のプロファイルはほぼ明らかにされている。ゲノム異常は腫瘍の分子病理学と密接に関係するのみならず,予後予測にも有用であることが多く,分子標的薬の開発が進むにつれて薬剤選択にも大きく関与する。そのような背景をもとに,WHO分類にもゲノム異常による分類が取り入れられ,日常診療においてもゲノム異常に基づく分類を意識する必要が出てきている。ここでは急性白血病にみられるゲノム異常とその分類を概説する。「KEY WORDS」急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病,ゲノム異常,WHO分類
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.