特集 リンパ腫診療―診断の入り口から治療まで
トピックス
リンパ腫に対するCAR-T療法
後藤 秀樹
1
,
豊嶋 崇徳
1
1北海道大学大学院医学研究院血液内科学教室
キーワード:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
,
キメラ抗原受容体発現T細胞療法
,
サイトカイン放出症候群
,
神経学的有害事象
Keyword:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
,
キメラ抗原受容体発現T細胞療法
,
サイトカイン放出症候群
,
神経学的有害事象
pp.293-295
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_293
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Summary
▪悪性リンパ腫のなかで最も頻度の高い組織型である「びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)」は,rituximab併用CHOP療法によって50~60%の治癒が得られるが,再発・難治性の経過を辿る症例も多い.
▪近年,悪性リンパ腫に対する新規治療の開発が目覚ましいが,なかでもCD19をターゲットとしたCAR-T療法は,再発・難治性DLBCLの大きな柱の一つとして2019年から臨床現場へ応用されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2021