Book Review
白血病治療マニュアル(改訂第4版)
赤司 浩一
1
1九州大学医学部病態修復内科(第一内科) 教授
pp.105-105
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_105
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- 文献概要
白血病を含む造血器腫瘍は,現代の科学技術の進歩の恩恵を最も受けているエキサイティングな臨床分野の一つであり,その病態の捉え方や治療法が急速に進化している.『白血病治療マニュアル』は,1996年に初版が出てから定期的な改訂を行い,実践的な血液臨床医のテキストとして好評を博してきた.今回の改訂第4版では,遺伝子解析による層別化,新たに導入された分子標的薬,微小残存病変検出法とその意義など,現時点におけるエビデンスに基づいて明確で具体的な治療指針をそれぞれの分野の専門家が気合いを込めて書き記した素晴らしい内容となっている.わが国における白血病治療のための標準マニュアルの決定版として強く推薦する.
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