Japanese
English
投稿 症例
鈍的頸部外傷による無症候性椎骨動脈損傷の1例
An asymptomatic case of vertebral artery injury due to blunt cervical trauma
谷口 昌光
1
,
谷口 央
1
,
冨樫 厚仁
1
,
菅井 幸雄
1
,
齋藤 伸二郎
2
M. Yaguchi
1
,
H. Yaguchi
1
,
A. Togashi
1
,
Y. Sugai
1
,
S. Saito
2
1至誠堂総合病院
2山形市立病院済生館脳神経外科
pp.1105-1107
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_1105
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は じ め に 鈍的頸部外傷により椎骨動脈損傷(vertebral artery injury:VAI)が生じることがある1,2).病態は頸椎の骨傷などによる椎骨動脈の外傷性動脈解離や動脈破綻と考えられ,損傷血管の閉塞あるいは損傷部からの血栓遊離による脳梗塞のリスクがある.VAIは一般に脊椎外科医と血管内治療医が診療にあたり,当該科以外での認識は比較的薄い.今回,内科・脳神経内科にてVAIの急性期の管理をする機会を得たので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021