特集 非がん疾患に対する緩和ケア
症状アセスメントとマネジメント
疼痛マネジメント
茅根 義和
1
1大森赤十字病院訪問診療科
キーワード:
侵害受容性疼痛
,
神経障害性疼痛
,
鎮痛薬
,
リハビリテーション
,
心理的アプローチ
,
インターベンショナル治療
Keyword:
侵害受容性疼痛
,
神経障害性疼痛
,
鎮痛薬
,
リハビリテーション
,
心理的アプローチ
,
インターベンショナル治療
pp.193-197
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_193
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Summary
▪非がん疾患の疼痛に対しても,がん性疼痛に対する基本的な考え方である侵害受容性疼痛,神経障害性疼痛に分けて鎮痛薬を選択する方法がとられる.
▪慢性疼痛が問題となる非がん疾患は多岐にわたっており,その疼痛の発生メカニズムも異なっているため,疾患の特徴に沿った薬剤選択の検討も考慮に入れる.
▪非がん疾患の疼痛マネジメントにおいては長期的視点に立ち,鎮痛薬の使用だけでなく心理的アプローチやリハビリテーションの併用を検討する.また,有効性があると考えられる場合には神経ブロックを中心としたインターベンショナル治療の併用も検討する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021