特集 いま知っておきたい! 内科最新トピックス
第6章 肝・胆・膵
MRエラストグラフィによる肝線維化診断はゴールドスタンダードとなり得るか
林 秀樹
1
,
冨田 栄一
1
1岐阜市民病院消化器内科
キーワード:
非アルコール性脂肪肝炎
,
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
線維化診断
,
MRエラストグラフィ
Keyword:
非アルコール性脂肪肝炎
,
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
線維化診断
,
MRエラストグラフィ
pp.532-534
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_532
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Summary
・近年,非ウイルス性の肝硬変や肝がんが増加傾向にある.
・非ウイルス性の肝硬変の原因として非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が占める割合も増加傾向にある.
・近年,NASHを含む非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の線維化診断を非侵襲的に行うことが求められるようになった.
・MRエラストグラフィによる肝硬度は肝生検から得られた肝線維化ステージとよく相関しており,肝生検に代わって肝線維化診断のゴールドスタンダートとなり得る可能性が十分ある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020