特集 いま知っておきたい! 内科最新トピックス
第6章 肝・胆・膵
超音波による肝脂肪定量化の未来像
多田 俊史
1
,
熊田 卓
2
1姫路赤十字病院内科
2岐阜協立大学看護学部
キーワード:
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
超音波減衰法
,
肝脂肪定量化
Keyword:
非アルコール性脂肪性肝疾患
,
超音波減衰法
,
肝脂肪定量化
pp.535-537
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_535
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Summary
・脂肪性肝疾患のうち非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が注目されている.
・病理学的に5%以上の肝細胞に脂肪滴を認めるものを脂肪変性と定義している.
・Bモード超音波検査では肝脂肪化が30%以下の場合には検出感度が低下する.
・超音波減衰法による肝脂肪化の定量評価法が可能となった.
・超音波減衰法は肝脂肪化が5%以上の診断能も比較的良好である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020