特集 腫瘍随伴症候群とオンコロジーエマージェンシー―病態や治療に伴う多彩な症状
薬物療法に伴うオンコロジーエマージェンシー
薬剤性内分泌障害
関口 和
1
,
小泉 知展
1
,
伊藤 研一
2
1信州大学医学部附属病院信州がんセンター
2信州大学医学部外科学教室乳腺内分泌外科
キーワード:
SIADH
,
劇症1型糖尿病
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
SIADH
,
劇症1型糖尿病
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.1641-1643
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1641
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Summary
▪抗がん薬による薬剤性内分泌障害,内分泌障害の種類・症状・病態について理解することは重要である.
▪内分泌障害を発症する抗がん薬の種類を把握し,内分泌障害を発症した際の検査の進め方,鑑別疾患,対応方法は事前に確認する.
▪抗利尿ホルモン異常分泌症候群(SIADH)を診断し,発症時は適切な治療を行う.
▪甲状腺クリーゼや劇症1型糖尿病などに注意し,診断時は早急に専門医にコンサルトする.
© Nankodo Co., Ltd., 2019