特集 消化管治療薬 外来での使いどころ
対談
消化管治療薬と医療安全
正岡 建洋
1
,
寺野 彰
2
Tatsuhiro MASAOKA
1
,
Akira TERANO
2
1慶應義塾大学医学部内科学(消化器)
2獨協医科大学
pp.307-313
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_307
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正岡 本特集冒頭の「特集のねらい」でも触れさせていただきましたが,医学,医療の進歩に伴って疾病構造や治療体系は日々変わってきています.消化管疾患におきましては外来診療で対処可能な疾患が増えてきており,上部消化管,下部消化管のいずれの領域においても外来診療の比重が高くなってきています.
その一方で,最近では医療安全に対する意識が医療者,患者側の双方で高まってきています.連日のように医療安全に関する報道がなされており,また法整備もなされてきています.私自身も院内に設置された「薬剤に関する医療安全検討委員会」に所属しており,薬剤に関する医療安全の事例やそれに対する対処方法の検討に携わっております.
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