1枚のシェーマ
導入化学放射線療法後に右肺全摘出を行い長期生存している進行肺腺癌の1例
岡部 和倫
1
1ベルランド総合病院呼吸器腫瘍外科
pp.436
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_436
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患者は70歳・男性で,右上葉に22 mmの腺癌が存在した.気管分岐部リンパ節が腫大し,超音波気管支鏡(EBUS)で組織学的に転移と診断された.取り囲むように腫大した右肺門リンパ節のため,中間気管支幹が全長にわたり狭窄していた.導入化学放射線療法後,2013年に右肺全摘出術を実施した(図1~4).無再発で元気に術後7年を迎えようとしている.
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