連載 私の学校改革・2
ピンチとチャンスは裏表―1984
勝又 マリ子
1
1琴似中央病院付属看護専門学校
pp.122-124
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901054
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いきなり1人ぼっち
私が琴似の教育に携わって10年以上が過ぎた時に,学校閉鎖の危機というのが訪れました.
まず,オーナーが病気で倒れてせっかく少しずつ進めていたことが中断してしまったんです.その上,実習病院の患者さんが激減してしまい,実習をさせるのが非常に難しい状況になってきたのです.そんな状況を打破しようとして,教務主任が色々と交渉をしたのですが,らちがあかない.それで,遅々として改革の進まない,いい状態にならない学校を存続させているよりは,みんながやめてこの学校をなくしたほうがいいんじゃないか,というように教務主任は判断したんでしょうね.みんなで退職願いを出さないかという誘いがありました.
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