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はじめに
会員の皆さま,こんにちは.2013年度より学会誌編集委員長を拝命した立場から皆さまに,この場を借りていくつかお知らせしたいことがございます.
これまで,本学会編集委員会では「投稿規程」の改定について5年以上議論を重ねてまいりました.そして,このたび理事会で新しい投稿規程が承認されたことから,それに伴うさまざまな改革を実行することといたしました.
投稿規程の改定の骨子は,①論文の内容を「老年看護学の発展に寄与するもの」と明文化したこと,②論文の種類を,研究ノートを廃止し,総説,原著,実践報告,資料,その他の5種類として,それぞれの内容を規定したこと,③倫理的配慮の内容を加筆するとともに,「日本老年看護学会研究倫理ガイドラインの遵守」を明文化したこと,④投稿手続きを電子化したこと,⑤以上の改定に伴い,執筆要領を一新したこと,以上の5点です.詳細については新投稿規程をご参照ください.この投稿規程は第19巻1号より適用となります.
本学会はこれまで,1〜17巻の学術雑誌を発行しておりますが,投稿規程等は発足時のものを大切に活用してきました.一方,看護学およびこれを取り巻く学際領域の研究の発展はいちじるしいものがあります.このような社会的な変化に伴い,本学会への期待もまた高まっております.学会の大きな目的のひとつに研究知見を論文として形にし,蓄積していくということがありますので,老年看護学の発展に寄与する原著論文の創出を質量とも向上させていくことは,本学会の使命です.また,それだけではなく,よりよい実践報告,総説,資料を多く生み出していくことも同様に本学会に課せられた社会的使命であると考えます.編集委員会および理事会では,このような考えのもと,大きな改定に踏み切りました.
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