特集 患者報告型アウトカム ~患者の体験をケアに活かす~
【各領域における活用の実際】
外来がん化学療法におけるPRO
山田 陽子
1
,
土井 綾子
2
,
堀江 良樹
3
Yoko YAMADA
1
,
Ayako DOI
2
,
Yoshiki HORIE
3
1聖マリアンナ医科大学病院看護部
2聖マリアンナ医科大学臨床腫瘍学
3聖マリアンナ医科大学臨床腫瘍学
pp.642-644
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_642
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患者が体験するがん症状や治療の有害事象などの困りごとには,他者から客観的に評価することがむずかしいものがある.このような苦痛の多くは,医療者に過小評価されていることが知られている.そのため近年,医療者の解釈を介さず,患者自身が直接自分の症状や状態について報告した情報を報告する「患者情報アウトカム(patient-reported outcome:PRO)」が注目されている.
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