特集1 やっぱり現場がスキ! ~セルフケアからキャリアアップまで~
仕事をうまく回せない人へのかかわり ~看護師の精神疾患と発達障害~
大西 秀樹
1
,
石田 真弓
2
Hideki OHNISHI
1
,
Mayumi ISHIDA
2
1埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授
2埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科准教授
pp.358-360
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango24_358
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看護の現場は,業務量の多さ,人員不足などでストレスの高い職場である.これらストレスが原因となって精神疾患を発症するスタッフがいても不思議ではない.また,問題なく仕事をこなしているようにみえても,プライベートで問題を抱え苦悩しているスタッフもいるだろう.
看護師が精神疾患を発症すると,本人がつらいのみならず,職場の安全管理上の問題にもかかわる.したがって,スタッフの精神疾患の早期発見と治療は,本人の精神衛生上および医療安全上欠かすことはできない.
本稿では,看護師が抱える精神的な問題,精神的問題を抱えたスタッフへの対応について述べる.それに加え,発達障害を抱えた看護師への対応方法についても述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019