連載 今月のニュース診断
動物と人のかかわり
斎藤 有紀子
1
1北里大学医学部医学原論研究部門法哲学・生命倫理
pp.692-693
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100251
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動物愛護法改正
「識別チップ犬猫見送り,実験規制盛り込まず」(朝日5月22日)。悪質な環境でのペット販売や,無責任な飼い主によるトラブル増加を減らすため,「動物管理愛護法」が,業者の規制強化や,飼い主の責任を明確化する方向で改正される見通しだ。
法律の対象となっているのは,家庭動物,展示動物,実験動物,産業動物など。現在,届け出制になっている販売業者を登録制にし,とりあえず,カミツキガメやコブラなど,危険動物にチップの埋め込みが義務づけられる。国内で飼育されている危険動物は約5万8,000頭。動物園のサルやトラ,養殖マムシなどが対象になるという。
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