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特集 消化器外科手術 術中・術後トラブルシューティング 私ならこうする!
III. 胃
1.門脈・脾静脈からの出血―どのようにリカバリーする?胃癌手術:門脈・脾静脈からの出血に対するリカバリーと注意点
Gastric cancer surgery:management of portal vein/splenic vein injury
木下 敬弘
1
,
寺嶋 大貴
1
,
梅宮 亜弓
1
T. Kinoshita
1
,
D. Terajima
1
,
A. Umemiya
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
キーワード:
胃癌手術
,
門脈損傷
,
脾静脈損傷
Keyword:
胃癌手術
,
門脈損傷
,
脾静脈損傷
pp.442-444
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_442
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要旨
・門脈/脾静脈からの出血は小さな分枝であっても多量の出血をきたすことがある.
・一次止血としてガーゼを用いた圧迫止血を数分間行うのが基本である.
・圧迫で止血が得られない場合は,組織接着用シート(タコシール:CSLベーリング社)がもっとも簡便な止血法となる.
・出血点の縫合結紮も最終手段として考える必要がある.

© Nankodo Co., Ltd., 2025