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特集 腹部救急疾患への対応:診断と治療の実際
13.腹部ヘルニアの嵌頓
Management of emergency abdominal wall hernia
蛭川 浩史
1
H. Hirukawa
1
1立川綜合病院外科
キーワード:
腹部ヘルニア嵌頓
,
絞扼性ヘルニア
,
合成非吸収性メッシュ
,
消化管の生存性
Keyword:
腹部ヘルニア嵌頓
,
絞扼性ヘルニア
,
合成非吸収性メッシュ
,
消化管の生存性
pp.278-290
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_278
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腹部ヘルニア修復術は一般外科医がもっとも多く手がける手術の一つであるが,ヘルニアの状態や患者の全身状態によっては手術が困難で,術後合併症発生の頻度が高くなる.腹部ヘルニアの緊急では,ヘルニアの状態,絞扼の有無,患者の全身状態を迅速に把握し,手術適応,術式の選択を判断しなければならない.腹部ヘルニアに対する緊急手術では,患者の救命を第一と考え,消化管の生存性,ヘルニアの修復方法,メッシュの使用の是非,創の閉鎖方法などを判断しなければならない.
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