Japanese
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特集 消化器外科再建術式up to date
4.噴門側胃切除での再建法up to date
Up-to-date reconstruction strategies in proximal gastrectomy
黒田 新士
1
,
垣内 慶彦
1
,
熊野 健二郎
2
,
藤原 俊義
3
S. Kuroda
1
,
Y. Kakiuchi
1
,
K. Kumano
2
,
T. Fujiwara
3
1岡山大学消化器外科
2岡山赤十字病院外科
3岡山大学消化器外科
キーワード:
噴門側胃切除
,
逆流防止
,
観音開き法
,
上川法
Keyword:
噴門側胃切除
,
逆流防止
,
観音開き法
,
上川法
pp.1147-1153
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_1147
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噴門側胃切除術は,上部胃癌や食道胃接合部癌に対する機能温存手術であるが,再建において逆流防止への対策が不可欠である.これまでに観音開き法やside overlap with fundoplication by Yamashita(SOFY)法などの食道残胃吻合法のほか,空腸間置法や空腸囊間置法,ダブルトラクト法などの術式が報告されているが,いまだ標準化にはいたっていない.本稿では,各再建法の歴史的背景と特徴を概説し,われわれがベストプラクティスとして行っている観音開き法について,エビデンスと手技上の要点を詳述する.

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