手術手技
ロボット支援下噴門側胃切除:観音開き法再建の手技
中尾 英一郎
1
,
北條 雄大
1
,
中村 達郎
1
,
倉橋 康典
1
,
石田 善敬
1
,
篠原 尚
1
1兵庫医科大学上部消化管外科
キーワード:
観音開き法
,
上川法
,
噴門側胃切除
Keyword:
観音開き法
,
上川法
,
噴門側胃切除
pp.221-226
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003722
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噴門側胃切除術における再建方法として,1998年および2001年に上川らにより報告された観音開き法による食道残胃吻合(以下観音開き法)がある1, 2)。本法の特徴は強力な逆流防止能であり,われわれは再建方法の第一選択として全例,ロボット支援下に行っている。三次元視野での手振れ防止機能や鉗子の多関節機能による動作制限の低減によってもたらされるメリットが,観音開き法のデメリットである煩雑さを上回り,ひいては逆流性食道炎や狭窄の予防にも寄与すると考えているからである。
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