Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
I. 上部消化管領域
4. 噴門側胃切除における観音開き法再建
Esophagogastrostomy using double flap technique after proximal gastrectomy
西﨑 正彦
1
,
黒田 新士
1
,
藤原 俊義
1
M. Nishizaki
1
,
S. Kuroda
1
,
T. Fujiwara
1
1岡山大学消化器外科
キーワード:
胃上部早期胃癌
,
腹腔鏡下噴門側胃切除術
,
観音開き法再建
Keyword:
胃上部早期胃癌
,
腹腔鏡下噴門側胃切除術
,
観音開き法再建
pp.417-421
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_417
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
臨床病期IA期胃上部早期胃癌を適応とした噴門側胃切除術は,胃全摘に比し縮小手術・機能温存手術の位置付けである.しかしながら,噴門機能の喪失による術後の逆流性食道炎の発症は患者の生活の質(QOL)を大幅に低下させるため,噴門形成を付加した食道残胃吻合,空腸間置法やダブルトラクト法が開発され,胃全摘と術後QOLが比較・検討されてきたが,いまだ標準とされる再建法は定まっていない1).
© Nankodo Co., Ltd., 2019