Japanese
English
特集 めざせ外科専門医! これだけは押さえておこう 一般・消化器外科の手術の基本(1)
5.上部消化管(1)
Treatment of gastric and duodenal perforation and rupture
鈴木 和光
1
,
柴崎 晋
1
,
田中 毅
1
,
稲葉 一樹
1
,
宇山 一朗
1
,
須田 康一
1
K. Suzuki
1
,
S. Shibasaki
1
,
T. Tanaka
1
,
K. Inaba
1
,
I. Uyama
1
,
K. Suda
1
1藤田医科大学
キーワード:
胃・十二指腸穿孔
,
急性腹症
,
低侵襲手術
Keyword:
胃・十二指腸穿孔
,
急性腹症
,
低侵襲手術
pp.791-798
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_791
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
胃・十二指腸穿孔はプロトンポンプ阻害薬やHelicobacter pylori感染率の低下などにより減少傾向であるが,手術が必要な症例は依然多く,日ごろ遭遇する疾患である.手術の主体は洗浄ドレナージおよび穿孔部の修復である.従来は開腹手術によりこれらの手技を行っていたが,近年では腹腔鏡手術の割合も増加し,専攻医にとっても習得すべき手技の一つとなっている.肝要なのは鏡視下での運針・結紮を確実に行うことである.日ごろより手技を修練し,備えておくことが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2024