特集 上部消化管腫瘍における先進的内視鏡治療の進歩
3 .上部消化管癌に対するロボット支援手術
中村 謙一
1
,
柴崎 晋
1
,
田中 毅
2
,
須田 康一
1,2
,
稲葉 一樹
1
,
宇山 一朗
1
1藤田医科大学医学部総合消化器外科学
2藤田医科大学医学部先端外科治療開発共同研究講座
キーワード:
内視鏡下手術用ロボット
,
ロボット支援下内視鏡手術
,
ダヴィンチ手術システム
Keyword:
内視鏡下手術用ロボット
,
ロボット支援下内視鏡手術
,
ダヴィンチ手術システム
pp.95-101
発行日 2020年12月20日
Published Date 2020/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001645
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最先端の外科手術治療として行われているロボット支援手術は,10倍に拡大された三次元の視野,自由度の高い多関節機能,手振れ防止機能,モーションスケーリング機能などを有し,従来の腹腔鏡手術の欠点を克服しより精緻な手術操作が可能となることで,合併症の軽減などの手術成績の向上が期待されている.本邦では2012年に最初に前立腺全摘除術に対して保険収載された.2018年4月にようやく消化器疾患に対して保険収載され,これにより手術件数も急速に増加傾向にある.年々さらなる改良がなされ,現在までになしえなかった手術治療のブレイクスルーが期待されている.
Copyright © 2020, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.