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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
I. 周術期管理
4. 術後合併症とその対応
2）膵液漏・胆汁漏
Postoperative pancreatic fistula and bile leakage
渡邉 理
1
,
三澤 健之
1
M. Watanabe
1
,
T. Misawa
1
1帝京大学肝胆膵外科
キーワード：
膵液漏
,
胆汁漏
,
ドレナージ
Keyword:
膵液漏
,
胆汁漏
,
ドレナージ
pp.459-464
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_459
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要旨
・肝胆膵手術の特有の合併症として膵液漏と胆汁漏があり，それらは腹腔内膿瘍や敗血症，腹腔内出血など重篤な合併症を引き起こすことがある．
・近年，手術技術やデバイスが向上しているにもかかわらず，膵液漏や胆汁漏の発生頻度は著しい改善が認められないのが現状である．
・重篤な合併症を予防するためには慎重な管理が重要で，早期発見と適切な早期治療が大切となる．
© Nankodo Co., Ltd., 2024
