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特集 肝胆膵外科手術における術中トラブルシューティング
I. 肝臓
5.肝切除術における術中胆汁漏への対処法
Treatment for bile leakage during hepatic resection
有田 淳一
1
,
打波 宇
1
,
渡辺 剛
1
,
中川 康彦
1
,
阿部 ゆき
1
J. Arita
1
,
H. Uchinami
1
,
G. Watanabe
1
,
Y. Nakagawa
1
,
Y. Abe
1
1秋田大学消化器外科
キーワード:
肝切除
,
胆汁漏
,
胆管損傷
,
胆汁リークテスト
Keyword:
肝切除
,
胆汁漏
,
胆管損傷
,
胆汁リークテスト
pp.887-891
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_887
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安全性の増した現代の肝切除術においても胆汁漏の解決は重要なテーマである.肝門近くの処理を要する術式では術前に各種画像で胆管走行を確認しておくことが胆汁漏予防に重要であり,Glisson鞘付近の肝実質離断は慎重に行い,胆管損傷部のパターンにより適切な修復法を選択する.すべての肝切除で閉腹前には慎重な胆汁漏チェックを行い,特別な心配がなければドレーン非留置とすることで術後胆汁漏予防に努める.
© Nankodo Co., Ltd., 2023