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第5土曜特集 循環器病学の未来──基本計画から考える循環器病学のグランドデザイン
大きく変貌する循環器疾患の診療と研究
メタバースとExtended reality(仮想現実・拡張現実・複合現実)がもたらす “医療3.0”
Metaverse and extended reality(virtual reality, augmended reality, mixed reality) for “Medicine 3.0”
杉本 真樹
1
,
末吉 巧弥
1
Maki SUGIMOTO
1
,
Takuya SUEYOSHI
1
1帝京大学冲永総合研究所Innovation Lab
キーワード:
Extended reality(XR)
,
メタバース
,
デジタルトランスフォーメーション(Dx)
Keyword:
Extended reality(XR)
,
メタバース
,
デジタルトランスフォーメーション(Dx)
pp.1400-1404
発行日 2022年12月31日
Published Date 2022/12/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu283141400
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メタバース(metaverse)はインターネット上の仮想空間で,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリモート・非接触環境という新常態で医療デジタルトランスフォーメーション(Dx)により広く浸透した.仮想現実(VR),拡張現実(AR),複合現実(MR),extended reality(XR)とともに,時間とコストの削減や医療技術トレーニングの改善,手術手技の伝承を通じ,医師と患者の双方に効率的で安全なサービスの提供につながると期待されている.メタバースにより,医療現場では治療だけでなく早期発見,予防,健康増進,生活の質の向上を目指し,患者と医療者の関係が改善されると期待されている.医療情報は,Web3.0のようにメタバースやXR,AIなどを活用して所有権を中央集権から個人へと分散し,オープンコミュニティによって維持され,より患者中心の次世代医療である “医療3.0” へと変化しつつある.
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