Japanese
English
特集 消化器良性疾患に対する外科治療update
II. 下部消化管
2.Crohn病に対する外科治療update
Update on surgical treatment of Crohn’s disease
堀尾 勇規
1
,
池内 浩基
1
,
内野 基
1
Y. Horio
1
,
H. Ikeuchi
1
,
M. Uchino
1
1兵庫医科大学炎症性腸疾患外科
キーワード:
Crohn病
,
手術
,
術後合併症
Keyword:
Crohn病
,
手術
,
術後合併症
pp.328-332
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_328
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内科的治療の進歩により,Crohn病(以下「CD」と略記)の治療成績は著しく向上したが,外科的治療の介入を必要とする症例は依然として存在する.昨今の動向としては,Kono-S吻合の出現,腹腔鏡手術への適応拡大,短腸症候群に対するteduglutideや肛門周囲瘻孔に対するdarvadstrocelの使用が注目されている.またCDに合併する大腸癌,特に予後不良である直腸肛門管癌の増加が問題となっており,サーベイランス法の確立が望まれている.
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