Japanese
English
臨床経験
医療過疎地における超高齢乳癌患者の実態―手術例の分析からみて
The actual conditions of the superaged female patients with breast cancer in the underpopulated area of the medical treatment:judging from the analysis of the operated cases
小池 綏男
1
,
平賀 理佐子
1
,
高木 哲
1
Y. Koike
1
,
R. Hiraga
1
,
S. Takagi
1
1市立大町総合病院
キーワード:
女性乳癌
,
超高齢者
,
手術例
Keyword:
女性乳癌
,
超高齢者
,
手術例
pp.1237-1241
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1237
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わが国では十数年前から高齢者乳癌の増加が指摘されるようになり1),90歳以上の手術例も報告されている2~5).長野県は10医療圏に分けられている.当院が属するアルプス医療圏(1市,1町,3村)には総合病院が2ヵ所あるが,どちらにも乳腺専門医は常勤していない.筆者が当院の乳腺外来で週に1回,半日勤務するようになった2007年4月1日~2023年3月31日の16年間に手術を施行した原発性女性乳癌(同時両側性乳癌2例を4例として扱う)は181例で,うち90歳以上は6例(3.3%)であった.この6例を対象として過疎地における超高齢乳癌患者の実態を追究した.
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