調査報告
山間過疎地の保健医療の実態
井藤 典彦
1
,
松本 健治
1
,
笠松 隆洋
1
,
工藤 陽子
2
,
田中 弘富
3
,
庄本 正男
2
,
岩田 弘敏
1
,
武田 真太郎
2
1和歌山県立医科大学公衆衛生学教室
2和歌山県立医科大学衛生学教室
3和歌山県立医科大学応用医学研究所医用工学開発研究部
pp.288-292
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205177
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.緒言
地域の保健医療を形成するには,住民成分・専門職成分・社会成分それぞれの相互関係・相互作用を考究することがきわめて重要であるといわれている.過疎地での保健医療の形成も,その例外ではない.
過疎地の保健医療に関する数多くの報告のなかで,住民成分の分析は,神前1),佐々木2),石原3)らの報告にみられるが,住民の希望を直接調査したもの4)はきわめて少ない実状にある.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.