ひろば
過疎地で介護保険を考える
原口 忠
1
1奈井江町立国民健康保険病院
pp.541
発行日 1998年7月15日
Published Date 1998/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105711
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急速な高齢化が進むなか,老後生活を安心して過ごすための介護保険法案が昨年12月成立した.平成12年の施行に先立ち,私の町は,当初より隣町とともに厚生省の介護保険モデル事業地域に指定された.さらに今では,近隣3市町にも呼びかけ,5町1市で広域介護保険推進協議会を作っている.
保健・医療・福祉の連携を旗印とする私の町の人口は8千人足らず,高齢化率22%の典型的な過疎と高齢化が進んだ町であるが,町の国保病院は道内初の開放型病院とし,さらにすべて町立の老健施設,特別養護老人ホーム,訪問看護ステーション等も,地域医師会の協力のもとに共同利用を実施し,病診連携を図っている.
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