時評
国保改革と過疎地
宮森 正
1
Tadashi MIYAMORI
1
1川崎市立三田病院
pp.811
発行日 1988年9月1日
Published Date 1988/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209378
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国保改革法案が成立し,国保事業の運営にあたって,新たに保険基盤安定制度,地域医療費適正化プログラムなどを柱とする改革制度が発足することになった.
保険基盤安定制度は低所得者の国保料負担軽減を行い,軽減分に国および市町村,都道府県の費用分担を求めたものである.地域医療費適正化プログラムは,1人当たり国保医療費の高額な市町村に対して「安定化計画」を立てさせ,医療費の逓減を図り,基準を越える医療費に関して同様に国と地方自治体の一般会計からの負担を求めるものである.
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