Japanese
English
特集 ヘルニアに対する最新の外科治療
I. 鼠径部ヘルニア関連
3.鼠径部切開法と腹腔鏡法によるヘルニア治療のポイント
Key points of surgical treatment of inguinal hernia for open mesh and laparo-endoscopic technique
三原 史規
1
,
稲垣 冬樹
1
,
竹村 信行
1
,
宮本 将秀
1
,
武内 寛
1
,
中村 真衣
1
,
吉崎 雄飛
1
,
國土 貴詞
1
,
宮田 陽一
1
,
山田 和彦
1
,
國土 典宏
1
F. Mihara
1
,
F. Inagaki
1
,
N. Takemura
1
,
M. Miyamoto
1
,
H. Takeuchi
1
,
M. Nakamura
1
,
Y. Yoshizaki
1
,
T. Kokudo
1
,
Y. Miyata
1
,
K. Yamada
1
,
N. Kokudo
1
1国立国際医療研究センター病院外科
キーワード:
Lichtenstein法
,
TAPP
,
再発
,
慢性疼痛
Keyword:
Lichtenstein法
,
TAPP
,
再発
,
慢性疼痛
pp.1069-1077
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1069
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鼠径部切開法のゴールドスタンダードはLichtenstein法であるが,本邦ではメッシュプラグ法や腹膜前修復法など非常に多彩な手技が選択されている.腹腔鏡法や,将来的にはロボット支援下手術も含め,多様かつ精緻となってきた鼠径ヘルニア手術であるが,治療のポイントは常に単純で,慢性疼痛などの合併症なく,再発させないことである.本稿では以上のポイントに焦点を当てて,Lichtenstein法とtransabdominal preperitoneal approach(TAPP)を中心に,鼠径部切開法と腹腔鏡法の術式の解説を行う.
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