Japanese
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特集 ヘルニアに対する最新の外科治療
I. 鼠径部ヘルニア関連
4.大腿へルニアの治療戦略構築のために必要なエビデンスの理解
Understandings of the evidence needed to develop a treatment strategy for femoral hernia
杉山 宏和
1
,
坂本 浩輝
1
,
有本 聡
1
,
植野 望
1
H. Sugiyama
1
,
H. Sakamoto
1
,
A. Arimoto
1
,
N. Ueno
1
1大阪府済生会吹田病院
キーワード:
大腿ヘルニア
,
鼠径部ヘルニア
,
絞扼性大腿ヘルニア
Keyword:
大腿ヘルニア
,
鼠径部ヘルニア
,
絞扼性大腿ヘルニア
pp.1079-1087
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1079
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2024年5月に鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024が刊行されたが,成人大腿ヘルニアに対する腹腔鏡手術については,ほかの術式と比較し治療成績に明らかな差を認めず,どちらの方法が推奨されるかの結論は導けないと言及されている.
大腿ヘルニア,特に絞扼性大腿ヘルニアに対する治療戦略は,現時点で得られるエビデンスを理解し,各施設における鼠径部ヘルニアに対する診療状況に即して構築されるべきである.
© Nankodo Co., Ltd., 2024