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特集 痔瘻を極める―この1冊で痔瘻のすべてがわかる
II. 各論
2.痔瘻の画像診断―ここまでわかる,深部痔瘻術前の立体構築理解に役立つジャックナイフ位MRI法
Complete analysis of three-dimensional construction of deep anal fistula by Jack knife position MRI
加川 隆三郎
1
,
荒木 吉朗
2
R. Kagawa
1
,
Y. Araki
2
1音羽病院肛門科
2荒木肛門科
キーワード:
坐骨直腸窩痔瘻
,
骨盤直腸窩痔瘻
,
MRI検査
,
ジャックナイフ位MRI法
Keyword:
坐骨直腸窩痔瘻
,
骨盤直腸窩痔瘻
,
MRI検査
,
ジャックナイフ位MRI法
pp.680-685
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_680
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深部痔瘻,複雑痔瘻の診断,治療は触診のみでは不可能であり,ほかの画像診断を併用する必要がある.肛門部MRI検査は,軟部組織のコントラスト分解能が高いため,膿瘍や瘻管の存在の正確な解析が可能な非侵襲的検査である.さらに手術時と同じ体位でMRI検査を行い,肛門括約筋の軸に垂直および平行にスライスするジャックナイフ位MRI法は,手術に必要な痔瘻の立体構築に関して,もっとも客観的な情報が治療者全員に得られる検査法である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023