特集 難治性肛門疾患の手術治療
骨盤直腸窩痔瘻に対するMRI navigating seton手術
加川 隆三郎
1
,
荒木 吉朗
1
,
友井 正弘
2
1洛和会音羽病院肛門科
2洛和会音羽病院PET-CT画像センター
キーワード:
骨盤直腸窩痔瘻
,
MRI
,
seton
Keyword:
骨盤直腸窩痔瘻
,
MRI
,
seton
pp.1359-1370
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000816
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われわれは術前に深部痔瘻(坐骨,骨盤直腸窩痔瘻)をジャックナイフ位MRI法で解析し,いかなる深部痔瘻も「浅外肛門括約筋レベルの短く直線的な単純な痔瘻」に変換するMRI navigating seton手術を行っている。骨盤直腸窩痔瘻に対するこの術式を解説する。なお,骨盤直腸窩痔瘻,膿瘍の原発口は,肛門後方の6時方向の歯状線,およびその近傍に位置し,その原発巣膿瘍は,深外肛門括約筋レベルの後方の内外肛門括約筋間,あるいは破壊された外肛門括約筋内に存在する1)。
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