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特集 外科手術と感染症
II. 各論
2. 下部消化管外科
1)大腸癌術後感染症に対する術後早期回復プログラム(ERAS)を基本とした周術期栄養管理
The outcomes of surgical site infection for colorectal cancer elderly patient using enhanced recovery after surgery (ERAS) protocol
宗方 幸二
1
,
太田 博文
1
,
松浦 雄祐
1
K. Munakata
1
,
H. Ota
1
,
Y. Matsuura
1
1市立池田病院消化器外科
キーワード:
大腸癌
,
enhanced recovery after surgery(ERAS)プロトコール
,
周術期感染症
Keyword:
大腸癌
,
enhanced recovery after surgery(ERAS)プロトコール
,
周術期感染症
pp.526-530
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_526
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Enhanced recovery after surgery(ERAS)プロトコールは,術後早期回復を促進することが立証されたエビデンスに基づく周術期管理のバンドルである.消化器外科領域だけでなくさまざまな領域で実践されており,その有用性も多数報告されているが,特に下部消化管領域における本邦での普及率は多いといえないのが現状である.当院では大腸癌手術において2016年9月からERASプロトコールを導入・実践してきた.本稿では当院におけるERASプロトコールの実際と工夫および成績を詳しく述べたい.
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