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特集 新・外科感染症診療ハンドブック
各論
大腸癌術後の感染性合併症対策
Preventing postoperative infecsious complication after colorectal cancer surgery
夏目 壮一郎
1
,
川合 一茂
1
Soichiro NATSUME
1
1がん・感染症センター都立駒込病院大腸外科
キーワード:
大腸癌
,
SSI
,
縫合不全
Keyword:
大腸癌
,
SSI
,
縫合不全
pp.1452-1456
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213977
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【ポイント】
◆抗菌薬投与による化学的前処置は,機械的前処置と併用することでsurgical site infection(SSI)の発生を減らす.
◆縫合不全は感染性合併症の中でも特に重篤な合併症であり,その予防のためには確実な吻合,腸管血流の温存,吻合部のintegrityの担保が重要である.
◆各感染性合併症発生の危険因子を念頭に置き,適切な周術期管理や確実丁寧な手術手技など,多角的に取り組むことが重要である.
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