増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅰ 周術期管理・総論
ERAS時代の術前術後栄養管理
志田 大
1
,
落合 大樹
1
,
塚本 俊輔
1
,
金光 幸秀
1
Dai SHIDA
1
1国立がん研究センター中央病院大腸外科
pp.15-17
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200016
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近の知見と重要ポイント
□“ERAS時代の術前術後栄養療法”=「術前術後の絶飲食期間の短縮」である.
□2012年7月に日本麻酔科学会から,麻酔導入2時間前までの清澄水の摂取を可とする「術前絶飲食ガイドライン」が発表された.
□手術侵襲により腸管蠕動は一時的に麻痺し,また消化管吻合部を安静にする目的もあって,従来は排ガスを確認などしてから術後経口摂取を再開していたが,そのエビデンスはなく,ERASでは術後早期からの経口摂取再開が推奨されている.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.