特集 泌尿器科領域周術期感染症と合併症—ガイドラインからみえる未来予想図
〈総論〉
周術期感染症と予防抗菌薬
亀井 潤
1
1東京大学医学部 泌尿器科
キーワード:
予防抗菌薬
,
周術期感染症
,
尿路性器感染症
Keyword:
予防抗菌薬
,
周術期感染症
,
尿路性器感染症
pp.936-940
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790110936
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・泌尿器科領域では,術後の尿路感染症,男性性器感染症は,手術部位感染(SSI),遠隔感染(RI)と区別して,UTI/GTIとして扱う.
・予防抗菌薬は,第1・2世代セファロスポリン系またはBLI配合ペニシリン系抗菌薬を基本とする.広域スペクトラム抗菌薬は使用すべきではない.
・尿路感染がある場合は,術前から原因菌に感受性のある抗菌薬を投与する.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.