特集 泌尿器科領域周術期感染症と合併症—ガイドラインからみえる未来予想図
〈総論〉
周術期の手術部位感染症予防のための術中処置
重原 一慶
1
,
溝上 敦
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学
キーワード:
泌尿器科手術
,
周術期感染症
,
術中処置
Keyword:
泌尿器科手術
,
周術期感染症
,
術中処置
pp.948-954
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790110948
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▶ポイント
・周術期の手術部位感染症(SSI)が生じた場合,抗菌薬治療が必要になるとともに,入院期間が延長し医療費も増加する.
・新ガイドラインでは,術中処置に関する記載が大幅に増加し,13個のクリニカルクエスチョンが挙げられている.
・泌尿器科手術において,SSI予防と術中処置に関する研究はきわめて少なく,今後の重要な課題である.

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