Japanese
English
特集 消化管癌機能温存手術のすべて
II. 各論
1. 食道
2)術中反回神経モニタリングを用いた縦隔鏡下食道癌手術
Mediastinoscopic esophagectomy for esophageal cancer using intraoperative nerve monitoring
小西 博貴
1
,
藤原 斉
1
,
塩崎 敦
1
,
大辻 英吾
1
H. Konishi
1
,
H. Fujiwara
1
,
A. Shiozaki
1
,
E. Otsuji
1
1京都府立医科大学消化器外科
キーワード:
食道亜全摘
,
縦隔鏡
,
反回神経モニタリング
Keyword:
食道亜全摘
,
縦隔鏡
,
反回神経モニタリング
pp.27-32
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_27
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縦隔鏡下食道切除は,肺への影響が少ない低侵襲の術式である一方で,左反回神経に伴走する視野での手技となるため反回神経麻痺の発生頻度が問題となる.同術式において一時的・持続的な反回神経モニタリングを用いることにより,反回神経の位置の誤認や視野外での圧迫・牽引などの予防・早期回避が可能となり,術後の反回神経麻痺発生の予防や程度の軽減,早期回復につながることが期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2023