Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
I. 上部消化管
1.頸部縦隔鏡での上縦隔リンパ節郭清における局所解剖
Surgical anatomy for the upper mediastinal lymphadenectomy in transcervical approach using mediastinoscopy
藤原 斉
1
,
塩崎 敦
1
,
小西 博貴
1
,
窪田 健
1
,
岡本 和真
2
,
大辻 英吾
3
H. Fujiwara
1
,
A. Shiozaki
1
,
H. Konishi
1
,
T. Kubota
1
,
K. Okamoto
2
,
E. Otsuji
3
1京都府立医科大学消化器外科
2京都きづ川病院
3京都府立医科大学消化器外科
キーワード:
リンパ節郭清
,
反回神経
,
迷走神経
,
気管支動脈
Keyword:
リンパ節郭清
,
反回神経
,
迷走神経
,
気管支動脈
pp.403-409
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_403
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
近年の内視鏡外科技術の進歩に伴い,頸部アプローチによる低侵襲食道切除術が可能となった.左頸部アプローチでは,常に反回神経の走行に配慮した注意深い剝離と切離が求められる.神経モニタリングを用いることで,神経の機能温存に配慮した安全な食道剝離とリンパ節郭清が可能である.各ステップの手術解剖と要点について解説した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022