Japanese
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特集 消化管癌機能温存手術のすべて
II. 各論
1. 食道
1)頸部・頸胸境界部食道癌に対する喉頭温存,高位吻合術
Larynx-preserving esophagectomy for the cervical/cervico-thoracic esophageal cancer
加藤 寛章
1
,
白石 治
1
,
平木 洋子
1
,
安田 篤
1
,
新海 政幸
1
,
安田 卓司
1
H. Kato
1
,
O. Shiraishi
1
,
Y. Hiraki
1
,
A. Yasuda
1
,
M. Shinkai
1
,
T. Yasuda
1
1近畿大学外科
キーワード:
頸部食道癌
,
頸胸境界部食道癌
,
喉頭温存
Keyword:
頸部食道癌
,
頸胸境界部食道癌
,
喉頭温存
pp.17-26
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_17
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頸部・頸胸境界部食道癌に対する喉頭温存術においては,根治性と嚥下機能温存の両立が重要である.手術手技のポイントは,①舌骨上筋群温存,舌骨下筋群切離により喉頭挙上能力を保持する.②輪状咽頭筋,下咽頭収縮筋下縁の切離により喉頭気管と頸部食道の剝離が輪状軟骨上縁まで延長でき,口側断端を最大限確保できる.③遊離空腸は適度な緊張をもってストレートに,胃管は食道から胃管への走行が屈曲のないようにし,食物を停滞なく通過させる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023