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特集 血管再建を伴う高難度肝胆膵外科手術
4.右肝動脈浸潤を伴う胆囊癌に対する血管合併切除・再建
Right hepatic artery resection and reconstruction for advanced gallbladder carcinoma
江崎 稔
1
,
奈良 聡
1
,
伴 大輔
1
,
高本 健史
1
,
水井 崇浩
1
,
島田 和明
1
M. Esaki
1
,
S. Nara
1
,
D. Ban
1
,
T. Takamoto
1
,
T. Mizui
1
,
K. Shimada
1
1国立がん研究センター中央病院肝胆膵外科
キーワード:
胆囊癌
,
血管合併切除
,
肝動脈合併切除
,
長期成績
Keyword:
胆囊癌
,
血管合併切除
,
肝動脈合併切除
,
長期成績
pp.128-134
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_128
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右肝動脈浸潤が疑われる胆囊癌に対しては,肝右葉,尾状葉,肝臓外胆管切除胆道再建術が選択されることが多い.右肝動脈合併切除再建術を使った術式は非常にまれで適応は限られているが,一部の症例には効果がある.
肝動脈浸潤の範囲,腫瘍の肝内への進展範囲の診断が重要である.R1切除となったものは予後不良であり,術前に十分検討したうえで本術式を選択したい.
© Nankodo Co., Ltd., 2023