Japanese
English
特集 肝癌治療の最前線
1.肝機能と予定残肝容量の正確な評価
Precise assessment of liver function and future remnant liver volume
高本 健史
1
,
奈良 聡
1
,
伴 大輔
1
,
江﨑 稔
1
,
島田 和明
1
T. Takamoto
1
,
S. Nara
1
,
D. Ban
1
,
M. Esaki
1
,
K. Shimada
1
1国立がん研究センター中央病院肝胆膵外科
キーワード:
肝予備能
,
ICG
,
3Dシミュレーション
Keyword:
肝予備能
,
ICG
,
3Dシミュレーション
pp.1197-1203
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1197
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安全な肝切除を行うためには,肝臓の質(肝機能・肝予備能)と量(予定残肝容積)の正確な評価が不可欠である.近年,多彩な肝機能検査とコンピュータシミュレーションによる精緻な肝容積算出が可能となってはいるが,新しい肝切除基準として活用できるエビデンスはなく,本邦では,インドシアニングリーン(ICG)検査とCT画像からのvolumetryで最小残肝容積許容量を規定した基準が依然として用いられている.
© Nankodo Co., Ltd., 2020