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特集 原発性肝癌診療ガイドラインを読み解く
I. 肝癌診療ガイドライン第5版
2.肝癌診断アルゴリズム
Diagnosis algorithm for hepatocellular carcinoma
建石 良介
1
R. Tateishi
1
1東京大学消化器内科
キーワード:
持続的ウイルス陰性化(SVR)
,
核酸アナログ
,
直接型抗ウイルス剤(DAA)
,
Gd-EOB-DTPA造影MRI
Keyword:
持続的ウイルス陰性化(SVR)
,
核酸アナログ
,
直接型抗ウイルス剤(DAA)
,
Gd-EOB-DTPA造影MRI
pp.919-923
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_919
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本邦では高危険群を対象とした肝細胞癌サーベイランスが普及している.肝癌診療ガイドライン2021年版では,サーベイランスの対象としてC型肝硬変,B型肝硬変を超高危険群とする点は依然かわらないものの,直接型抗ウイルス薬(DAA)の普及による持続的ウイルス陰性化(SVR)の増加を鑑み,これらを対象とした場合にAFPカットオフ値に関するクリニカルクエスチョン(CQ)を新設した.また,画像診断では,Gd-EOB-MRIに関するエビデンスの増加を勘案し,初回確認検査にGd-EOB-MRIを用いるか否かで2バージョンのアルゴリズムを用意した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022