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特集 臓器移植とリハビリテーション医療
4 肝移植とリハビリテーション医療
Peri-operative Rehabilitation for Patients Undergoing Liver Transplantation
花田 匡利
1,2
,
日高 匡章
3
,
曽山 明彦
3
,
田中 貴之
3
,
原 貴信
3
,
原口 雅史
4
,
及川 真人
1,2
,
名倉 弘樹
1,2
,
竹内 里奈
1
,
江口 晋
3
,
神津 玲
1,2
Masatoshi Hanada
1,2
,
Masaaki Hidaka
3
,
Akihiko Soyama
3
,
Takayuki Tanaka
3
,
Takanobu Hara
3
,
Masafumi Haraguchi
4
,
Masato Oikawa
1,2
,
Hiroki Nagura
1,2
,
Rina Takeuchi
1
,
Susumu Eguchi
3
,
Ryo Kozu
1,2
1長崎大学病院リハビリテーション部
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科理学療法学分野
3長崎大学大学院医歯薬学総合研究科移植・消化器外科学分野
4長崎大学大学院医歯薬学総合研究科消化器内科学分野
キーワード:
肝移植
,
リハビリテーション
,
理学療法
,
運動療法
,
サルコペニア
Keyword:
肝移植
,
リハビリテーション
,
理学療法
,
運動療法
,
サルコペニア
pp.583-589
発行日 2022年6月18日
Published Date 2022/6/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 2010年の臓器移植法改定以降,肝疾患患者における肝移植の重要性は高まっている.肝移植は侵襲が高い治療法であるため,術後はさまざまな合併症を発生しやすく,回復に長期を要する症例も少なくない.肝移植を要する患者の大半は肝不全患者で,術前の時点で低身体機能に陥っていることが多く,肝移植術後においても長期臥床を余儀なくされた結果,骨格筋機能が低下し,社会復帰に難渋する症例も存在する.したがって,肝移植周術期におけるリハビリテーション医療が果たす役割は大きい.本稿では,同患者の周術期リハビリテーション医療の現状と課題について,自施設における取り組みを紹介しながら概説する.
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